
那須塩原での新たな挑戦
~14年ぶりのUターン移住~
私は、妻と1歳の息子を持つ父親です。理学療法士として約10年間、高齢者リハビリに携わり、現在はIT系ベンチャーの役員として従事しています。
両親の老後のサポートを見据え、2024年春、大学を卒業してから約14年ぶりに地元・那須塩原市へUターン移住しました。豊かな自然と歴史、そして住みやすさが調和した故郷に改めて触れ、この地で暮らす喜びを再認識すると同時に、「那須塩原の為に自分にできることはないか?」と強く考えるようになりました。
地域を学び直す機会
(那須地域開拓塾と那須疎水)
そんな折、那須塩原市が主催する「那須地域開拓塾(第3期生)」に参加し、地域経済の視点から那須塩原について学び直す機会を得ました。また“劇団なすの”様による創作劇『那須野の大地』を家族で鑑賞し、那須疎水開拓の歴史を通じて、この地の素晴らしさを改めて実感しました。過酷な環境の中で水を引くという壮大な挑戦に立ち向かい、未来の為に尽力した先人たちの姿には、深い感動を覚えました。その血と汗と涙の結晶が今も私たちの暮らしを支え、那須地域の豊かな自然と文化を形作っていることを思うと、この地の一員であることが本当に誇らしくなりました。先人たちがそうしてきた様に、私も愛する那須塩原のために行動し、地域の発展や支え合いの輪を広げるために、自分にできることを精一杯取り組んでいきたいと考えています。
・・・しかし今、那須塩原は大きな転換期を迎えています。
人口減少、少子高齢化、税収減、インフラ維持、防災対策の課題など、多くの自治体が直面する問題は、私たちの那須塩原にも影を落とし始めています。最近、「持続可能なまちづくり」という言葉をよく耳にしますが、裏を返すと「このままでは、いつか持続できなくなるまち」が存在するという事です。仮に那須塩原市が“持続できない状態”となると何が起こるでしょうか?
例えば・・・
① 公共サービスの利用が縮小または廃止。
② 地方税や水道料金があがり生活費を圧迫。
③ 商業施設の撤退(生活が不便、雇用減少)
などに伴い、市外からの転入は減少し、市外への転出が増加します。よって益々状態は悪循環していくのです。
那須塩原の「ブランディング」と「環境施策」
そして「DX推進」。
那須塩原の市政は、那須塩原の未来が決してそうなることのない様に懸命に取り組んでくれています。その二本柱が、那須塩原の「ブランディング」と「環境施策」です。これらの施策を通じて、「移住定住人口・関係人口」の増加を図り、「資源と経済の地域内循環」を促進することで、『地方分散の受け皿となる、持続可能な那須塩原』の実現を目指しています。豊かな自然と観光資源、盛んな農業と酪農、そして首都圏からの抜群のアクセスを兼ね備えた那須塩原は、自然と都市機能がバランスよく共存するまちとして、大きな可能性を秘めているのです。
そして、それを実現していく為に必要不可欠なのが「DX化」です。人口減少や少子高齢化が進む中、限られた財源でインフラを維持し、行政サービスを向上させるためには、AIやIoTを活用したスマートシティ化が不可欠です。DXの推進により、都市と変わらない利便性を確保しながら、地方ならではの暮らしやすさを両立させることができます。
また、地域産業の発展にもDXは重要です。スマート農業や観光業のデジタル活用、ECによる販路拡大など、デジタル技術を活かした新たな可能性が広がります。さらに、高速通信環境や行政サービスのオンライン化が進めば、リモートワークやワーケーションの受け入れが容易になり、都市部からの移住促進にもつながります。DXの積極的な推進こそが、那須塩原を「住みたい」「関わりたい」まちへと進化させ、地方分散の受け皿としての役割を果たす鍵となるのです。
「那須塩原という船はDX推進という激流を下っている」
那須塩原市だけでなく、日本社会全体でDX推進の動きが進んでいます。特に、新型コロナウイルス感染症の流行以降、その流れは爆発的に加速しました。また、内閣府は持続可能で強靱な社会への変革を目指して「Society5.0」を掲げていることから、もはやこの動きは止めることはできず、まるで「那須塩原という船が、DX推進という激流を下っている」かのように、瞬く間に生活環境は劇的に変わっていくことでしょう。この流れにうまく適応し、DXの恩恵を最大限に活かすことができれば、那須塩原は「地方分散の受け皿」としてのモデル都市となり得ます。しかし、一方でこの激流に流されるだけではなく、しっかりと舵を取りながら進むことが求められています。DXは単なる技術革新ではなく、地域の未来を創るための手段です。この変革の波を乗りこなし、那須塩原が持続可能で魅力的なまちとして発展し続けるために、私たち市民一人ひとりがどのように関わっていくべきか、今こそ真剣に考えるべき時が到来しています。
(参考文献:Society 5.0 – 科学技術政策 – 内閣府)
DX推進の荒波に振り落とされる市民がいてはならない
那須塩原の市政は、DX推進を強く進めなければならない一方で、「DX化の波に取り残される市民が出るのではないか」と気にしすぎるあまり、改革の歩みが鈍ってしまっては本末転倒です。市政だけでなく、市議会がそれを支え、DXの恩恵から取り残される市民が出ないようサポートすることが重要なのです。変化を恐れて立ち止まるのではなく、DXを推進しながらも、すべての市民がこの流れに適応できる仕組みを整えていくことが求められます。そのためには、デジタルとアナログの調和が欠かせません。DXの恩恵とアナログの良さをを最大限に活かしながらも、デジタルに不慣れな市民が安心して生活できるよう、誰もが利用しやすい仕組みを整えることが急務であります。高齢者やデジタルに不慣れな人々も、誰一人取り残されることのない市民に優しいデジタル社会を構築していかなくてはならないのです。
チャレンジ~自覚・責任・奉仕~
那須塩原の未来を形づくるのは、市政の方針や政策だけではありません。そこに暮らす私たち一人ひとりの意識と行動が、地域の発展を左右します。私は、このまちをより良くするために、「自覚」と「責任」と「奉仕」の精神を持ち、全力で取り組む決意です。
「自覚」とは、地域の代表として、市民の皆さまの声を預かる者としての役割を深く理解し、その重みを胸に刻むことです。議会は単なる討論の場ではなく、まちの未来を決める場です。一つひとつの決定が、市民の生活や子どもたちの未来に影響を及ぼすことを強く自覚し、慎重かつ果敢に行動してまいります。
「責任」とは、市政の課題に真正面から向き合い、具体的な解決策を示しながら、持続可能なまちづくりを推進することです。人口減少、高齢化、経済活性化、防災、教育、福祉、環境整備——これらの課題に対し、問題を先送りせず、那須塩原の未来を見据えた政策を提言し、実行していくことが私の責任です。
「奉仕」とは、私利私欲を捨て、市民のために尽くすことです。市議会議員は権力者ではなく、市民のために働く公僕です。地域の声に耳を傾け、対話を重ねながら、市民一人ひとりが誇りを持てるまちをつくるために、全身全霊を捧げる覚悟です。
まちは、そこに暮らす人々によってつくられます。そして、その人々がより安心・快適に、未来に希望をもって暮らせるようにするのが政治の役割です。私は、市民の皆さまとともに、地域の未来を築いていくために、この「自覚」「責任」「奉仕」の精神を胸に、自身が果たすべき使命と役割を全うすることを誓います。
那須塩原を、いつまでも住み続けられる持続可能なまちへ——そのために、私は挑戦します。